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ガラスは光を閉じ込めようとし時に拡散して光を踊らせる。
またガラスは光を透過して彩りの奇跡を演じてくれる。
この比類なきガラスの魅力は熱く柔らかい素材から
冷たく固い素材への変化で出来あがる。
そのために激しい緊張感を秘める。
偶然性にほとんど左右されないガラスでも
ある時偶然に予期せぬすばらしい流麗な姿、
たとえようもない華麗な色彩を眼前に現わす。
私の仕事はあたかも「その時」を待っていたかのように
炎によってその一瞬の輝きを凍結させることである。
石井康治
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